運命選択論
副理事長:和田 元樹
今年の7月7日は雨でした。この日の雨のことを催涙雨(さいるいう)と呼ぶそうです。名前の由来はもちろん壮大な恋愛ドラマによるものですが、その主人公の彦星様と織姫様の再会は今年は叶いませんでした。
息子が宿題で七夕の物語を調べていたので私も改めて物語を読んでみました。悲しさの中にロマンを感じてしまったので今回は私が勝手に考える「運命論」について書かせていただきます。
どこか、人は運命という言葉に憧れている。
『運命憧憬(どうけい)論』
予め結論が決まっていて、そこに導かれているかのように何かの力が働いている。そして起こった事実は運命であったのだと神様に感謝したり、または諦めがついたり。
こんなことわざがあります。
「二度あることは三度ある」
「三度目の正直」
まさしく運命に導かれているかのようなことわざですが、この2つはよく矛盾していることわざだと取り上げております。三度目の結果が違うからです。
しかし私はこの二つのことわざは対になって真実を語っているのだと思います。
「三度目だってやってみないとわからない」
運命はこれまでの選択の結果であって最初から決まっていたのではない。というのが私の考えです。
『運命選択論』
幾度となく自分の選択を邪魔をする要因が降りかかろうともその都度どうなるかは決まっていることはない。
「諦めたらそこで試合終了だよ」という名言も諦めた瞬間に運命を自分で選択(確定)してしまうということだと思います。
運命と期限が定められていないものなら何度でも立ち向かえば良い。
来年は彦星様と織姫様の再会が叶いますことを願っております。
そしてこの度の大雨により被害に遭われている方々の1日も早い復興をお祈りしております。
松本青年会議所は今年もまだまだ青年らしき挑戦を続けて参ります。