jc-logo_blue

理事長ブログ

“今できることをやる” そして “最後は人と人”

10月2日に『台南女國際青年商會・松本青年会議所交流30周年記念式典』を両会議所の現役メンバー及び
シニアメンバーの皆様とオンライン上で行わせていただきました。

 

皆さんの中で心が震える経験・想いが溢れて言葉にできない経験をした人はいますでしょうか?

私は数回あり、その中の一つが台南女國際青年商會との交流です。
彼女達の交流を心から楽しむ姿や、寛容でエネルギーに満ちた姿に触れた時の充実した時間は、
今でも衝撃的な出来事として胸に刻まれています。

これらの経験を文章にするのは意外と難しいのですが、二つ大切にしていることがあります。

一つは「第六感での対話」です。第六感とは、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのことを指しますが、当初会話が続かず、気を紛らわすかのように仕事の電話対応をしていた私でしたが、彼女たちの豊かな表現に促され、心をオープンにしたことで広がった世界は、私のステレオタイプな考えを壊し、スポンジのように物事を吸収することの大切さを知ることができました。

もう一つは、JC三信条の一つ「世界との友情」とは何かを考えるようになったことです。互いの違いをマイナスに捉えず、知ろうとすること、理解しようとする姿勢は、普段の交流、例えば出向した時や、立場の違う様々な人との交流に幅を持たせてくれましたし、私に不足していた寛容な姿勢を学ぶきっかけにもなりました。

こういったかけがえのない貴重な学びが得られる交流を知るメンバーが減ってきている中、どうしたらこの想いを繋ぐことができるのか、その一つの答えが式典を開催することでした。

節目を大切にし、式典を行うことで、色あせない30年に渡る輝かしい歴史を感じとることができ、海の向こうにいる同志を見て、国家間の主権を超えた信頼関係を有している事を知り、繋がれてきた大切な交流に心から感謝する場になったと感じております。

 

「絶対に式典をやる必要がある!」と宣言したにも関わらず、途中で諦めかけた弱い自分。仲間の姿に刺激を受け、もう一度情熱を燃やし、最後は沢山の関係者の皆様のご理解ご協力のもと、本当に素晴らしい式典を行うことができました。
担当した会議体には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

リアルが一番良いに越したことはないですが、会える時をただ待つのではなく、今できることをしっかりと行い、それらの積み重ねた先に、実際に会うことができたらどのような景色が待っているのだろうか。
今から楽しみで仕方ありません。

 

HOME > 理事長ブログ > “今できることをやる” そして “最後は人と人”