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理事長ブログ

私たちのまちには空の港がある!

昨年、松本青年会議所はまちの魅力を発信する事業の一環で『信州まつもと空港の路線拡大を考える事業』をおこないました。

皆様もご存知の通り、長野県は海に面しておりません。松本においては3000メートルを越える山々に囲まれているまさに山岳リゾートと呼ばれ地域です。
そんな我々が興奮するのは…「海」です。さらに、寒暖差もない南の島も言われて、喜ばない信州人はいないと思います。

日本には、各地域における訪日客誘致の取組機運を継続・醸成するため、地元の取組や意欲が一定レベルにある空港を認定されている「訪日誘客支援空港」と言う制度があります。
その中でも「育成支援型」と言うカテゴリーに、我らが信州まつもと空港と沖縄県の宮古島市にある「下地島空港」の2つが登録されております。

お互いに訪日誘客に高い意識を持っている点。
信州松本にはない「海」の魅力を全て兼ね備えている点。
逆に宮古島市には山がない点から、この2つの空港で新しい地図を描たいと考えチャーター便の企画をしました。

まずは我々が宮古島の魅力に触れて、このまちの皆様に経験を語り、思いを馳せていただきたい。そして、このまちの未来を担う若い世代の子どもたちにもその魅力を一緒に経験して発信して欲しい!
信州まつもと空港からたった3時間で南の島に行ける直行便。
あったらいいなを形に出来るはずの事業内容でした…。

しかし、ご存知の方もいらっしゃる通り、当日台風の影響で飛行機を運航することが出来ず…欠航。
事業も中止することになりました。

実施に向けて日々全力で奔走をしたメンバーの努力、そして特派員として一緒に行って宮古島の文化や自然を松本で発信するはずであった中学生6名には、是非とも現地でしっかりと体験や交流をして、空港がある地域の素晴らしさに気づいて欲しい気持ちが強くありました。
昨年の事業は中止にはなりましたが、携わったメンバーひとり一人が諦めずに検討を続けた結果、協力者の皆様とのやりとりで実現の目途が経ったのです。
そして今年2月中旬に、チャーター便とはなりませんでしたが、3泊4日で宮古島を訪問してきました。

初日は信州まつもと空港からFDAの福岡便を利用して、まず九州まで。2日目は早朝の便で那覇へ向かい、そこから飛行機を乗り継いで、憧れの宮古島へ辿り着きました。
計3回の乗り継ぎを経験して改めて松本からの直行便が飛んだら格段に便利であることを実感しました。

私は昨年7月にも先方へお邪魔をした経緯があり、2度目の訪問となりましたが、着陸間際の美しい海を見ると本当にワクワクします。
宮古島は山がなく空から見ると本当に真っ平な島です。そして驚くことに山がないことから川もないのです。その為、海へ土砂の流入も起きません。
宮古の海が綺麗な理由の原点はここにあるのです。

今回の訪問は、中学生の他にもテレビ取材クルーの皆様、商工会議所、市役所、コンベンション協会の皆様にもご参加をいただきました。
我々青年会議所会員のみならず、民間交流のキッカケにもなればという想いもありました。
宮古島初日は宮古青年会議所の皆様との会務交流、夜は宮古島商工会議所の会頭以下役員の皆様との交流会もおこなわれました。
お互いの地域の特色をひとり一人が語り合い、今後に繋がる交流が生まれました。

3日目には海釣りを体験しました。2月に半そでを着て、海に出られる。こんな経験は絶対にこの地域でしか出来ません。
釣った魚は、夜に刺身や煮つけなどお料理として堪能しました。

中学生には、我々が昨年下見(体験)をしたシュノーケリングやスキューバダイビング、サトウキビの収穫体験など、宮古島独自の魅力を存分に体験してもらいました。

この模様は、3月20日にMGプレス様で特集記事を掲載、3月28日にテレビ信州様で30分の特別番組を放映いただく予定です。
是非長野県内にお住いの方はご覧ください。

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