私たち松本青年会議所には大きな夢があります。
世界を代表する海と山を結ぶ世界屈指の空の観光ルートの実現と、旅が始まる瞬間にふさわしい観光拠点、交流拠点となる魅力的な空港を持つことです。この夢の実現のため、これまで信州まつもと空港の国内線新規定期便就航や空港の利用促進を目指し、信州松本と沖縄宮古島を繋ぐ活動を3年間に渡り展開してきました。長野県が沖縄便や空港国際化に本腰を入れ始めた2022年、我々は次の課題に取り組まなければなりません。更なる夢の実現には「ビジョン」「連携」「空港の魅力」この3つが不可欠です。
そこで、信州まつもと空港のビジョンを作り、発信していきます。
地域を先導するビジョンを次世代の市民が作り上げることで多くの共感を生み、友情や絆が生まれ、夢の実現を後押しするでしょう。経済成長の一翼を担い、市民が愛する自慢の空港が賑わいの拠点となることで、このまちにはさらなる活気に溢れるでしょう。
今こそ夢をビジョンに、交流を絆に、空港に魅力を!
4年間磨き続けたこの夢を、私たちから市民へと繋ぐ時です。
2022

ワークショップDAY1 -信州まつもと空港の現状と課題
2022年9月25日
信州スカイパークの中に新しくできた東管理棟のホールにて
信州まつもと空港ビジョンづくりワークショップDAY1を開催しました。
8月に開始した松本地域に住む中高生プロジェクトメンバー募集。
どの提案も素晴らしくこの時の提案がそのままビジョンにできるのではないかと思うほど
どれもしっかりとした提案でした。
多くの提案の中から選考されたメンバーが、この日初めて顔を合わせました。
(プロジェクトメンバー募集の詳細はこちら)
また信州まつもと空港見学や、空港ターミナル職員の方のお話から
様々な発見があったようです。
さらに、空港利用者や空港で働く方へのアンケート調査を行いました。


ワークショップDAY2 -ステークホルダーと夢を描き、問題を解決へ導く
DAY2ではそれぞれのメンバーが追加で調査やアンケートを行うという宿題と
「どんな人と一緒ならビジョンを叶えられるのか」「誰と一緒に叶えたいか」
というステークホルダーのリストを共有しました。
また、DAY1で出てきた「空港と周辺地域」「スカイパークを含めた空港のあり方」という
方向性をもとに、空港のある地元選出の上條温市議にお越しいただき
日常の中に空港がある住民のみなさんの声や課題をお伺いしました。
その中でメンバーは「旅行者だけではなく、地元の人にとっても魅力でなければならない」
というこの先のビジョンにつながる大切な視点に気づきました。
最終的に「言葉」「図・絵」など、伝えるための表現に取り組みました。


ワークショップDAY3 -モデル空港の現地視察と伝える準備
DAY3は、沖縄県宮古島にある「みやこ下地島空港」の視察から始まります。
「ここから、リゾート、はじまる」をコンセプトにもつ空港の魅力を体験し
信州まつもと空港との違いを感じ、ビジョンづくりの参考にしていきます。

サステナブルツーリズム-宮古島の高校生との交流と環境学習
宮古島2日目には、地元の高校生との交流を行いました。
宮古総合実業高校 商業科のみなさまが取り組んだSDGs修学旅行プラン。
宮古島のサスティナブルツーリズムに活用していこうと「ビーチクリーンを通じた 海洋資源の保全と日常的にゴミを捨てない意識」、「養殖体験を通じた食材を無駄にしない意識」、「シャコ貝殻のシェールランプ作りを通じた廃棄するから活用する意識」など、このプランを通じエコの意識を観光客のみなさんに身に付けてもらい、持続可能な観光を目指していくプランを体験しました。
また、ビーチクリーンにより入手した理想通貨を使いお土産を買うなど、宮古島の観光と経済と環境の繋がりを体験することで、信州まつもと空港のビジョンづくりの参考になったようです。


また、交流の最後には宮古島と松本の中高生による「共同メッセージ」が披露されました。
お互いを思う気持ち、自分を大切にすること。
様々な出会いと経験の中で、多くの共感が生まれました。

ついに、ビジョンが完成!
子どもたちのまちを思う気持ちが、多くの人の共感をあつめ、実現に向けてビジョンが動きはじめました。「宮古島の海と、松本の空は繋がっている」「自分の地域を愛することは、友人の地域を愛することになる」そんな子どもたちの共同メッセージのようにこの交流はこれからも続きます。夢見る力が、このまちの未来を作っていきます。
このまちにはビジョンが必要です。そのビジョンが、多くのステークホルダーが集う旗印になります。
市民と共にビジョンを掲げ、人を繋げ、ビジョンの達成に向けて行動することで、このまちはさらに魅力的になるでしょう。
ビジョンコンセプト
人が賑わう
文化が賑わう
自然が賑わう
循環型コミュニティ空港
信州まつもと空港ビジョン

県民主催タウンミーティング -ビジョンを知事へ
11月19日、プロジェクトメンバーが3ヶ月かけて作ってきたビジョンが知事へ提言されました。
会場にはまつもと空港に関わる多くの県庁職員の皆様も参加し
阿部知事からも「県庁全体で共有していきたい」というお言葉もいただきました。




テレビ放送
2022年12月17日15:30より、長野朝日放送にて特別番組が放送されます。
ぜひご覧ください。
※後日このページに放送の様子をアップいたします。
メディア掲載
今回のチャーター便について、松本および宮古島の様々なメディアに取り上げて頂きました。
ご協力いただきましたメディアの皆様、本当にありがとうございました。

2021
宮古青年会議所との友情の結晶「しんすこう」制作
過去二年間で培われたJCI宮古とJCI松本の絆の証を形にしたい、より多くの方に両地域の魅力を知ってほしいとの想いから、両地域の食文化の魅力をかけあわせた、新しいお菓子「しんすこう」を共同開発しました。




2021年6月24日(木)に宮古青年会議所とLIVE中継を結び、共同事業を行いました。
お互いの地域の食文化の特徴や特産品を交互に紹介し、友情の結晶「しんすこう」を発表しました。


2022年11月現在、宮古島のお土産屋やスーパーなどで、しんすこうが元となった製品が販売されています。
ぜひ宮古島へ行った際はお土産にお買い求めください!!
2020
MOVIE
2020年度の活動
(一社) 松本青年会議所 観光連携推進委員会
長野県 地域発 元気づくり支援金事業
「松本の空を熱くする」事業 ~信州まつもと空港⇔宮古島空港を繋ぐ~
下地島空港チャーター直行便で行く宮古島
令和2年10月3日(土)~10月7日(水)
「松本と宮古島、双方向の繋がりを育み、将来の新規就航に向けたきっかけを作りたい」そんな想いを胸に、私たち松本青年会議所 観光連携推進委員会は一年間活動をして参りました。
信州にはない「海の魅力」を持つ宮古島。そして宮古島にはない「山の魅力」を持つ松本地域。それぞれの地域が繋がり、交流がもっと活発になれば、どんなに素敵でしょうか─。そして信州まつもと空港が新しい地域と繋がれば、空港はさらに活性化され、このまちが魅力的に成長する懸け橋になると考えます。
私たちは令和2年10月3日(土)に信州松本空港から下地島空港へ、また令和2年10月5日(月)に下地島空港から信州松本空港へチャーター便を運航いたしました。
本事業を行うことで、私たちは宮古島の魅力に触れ、宮古島市民の方々と絆を深めることができました。そして直行便の利便性を肌で感じることができました。是非、多くの皆様に宮古島そして直行便の魅力を知って頂き、信州松本空港の更なる活性化に繋げていければと考えています。
松本から宮古島へ:一日目
令和2年10月3日、天候にも恵まれる中、宮古島へ向けたチャーター便は飛び立ちました。
松本青年会議所および親族のほか、様々な方面での繋がりを強化できればとの想いから、商工会議所、コンベンション協会、航空会社、旅行会社の皆様にもご参加頂きました。搭乗者は全部で58名。
今回の旅行は三日間の予定。どんな出会いや体験が待っているのでしょうか。

松本に就航しているフジドリームエアラインズは、全15色のカラフルな機体が特徴です。
宮古島へのチャーター便は鮮やかな紫色の機体でした。

出発前からワクワクです!

空の上から見るまちの景色は、チャーター便の醍醐味の一つ。信州の自然の豊かさが良くわかります。
松本から下地島空港へは約三時間で到着しました。たったの三時間で秋の気配漂う松本から南国の宮古島へ!羽田や名古屋からの経由便に比べ、その速さと快適さに、改めてチャーター便の魅力を感じました。

大小様々な島から成る宮古列島は、宮古空港と下地島空港の二つの空港を有しています。
今回我々が降り立った下地島空港はもともとパイロット飛行訓練場として作られました。

空の上から見る海のグラデーション。松本では決して見ることができない光景です。

到着後、チャーター便をバックに撮影。宮古青年会議所のみなさまの温かい歓迎に感動しました。
当日の宮古島の気温は30度以上!空港について早くも長袖を着ていったことを後悔しました…。午前中に松本を出発して、お昼過ぎには宮古島へ到着するので、チャーター便なら一日目から思う存分宮古島を満喫できます。
早速観光開始!様々な観光スポットを巡りました。
夕方からは宮古青年会議所のみなさまと会務交流を行いました。新規就航を実現するため、双方の絆をさらに深めるためにできることは何か?お互いの魅力をさらに理解するためにはどうすればよいか?
松本、宮古島それぞれの立場から様々な意見交換を行いました。

会務交流は宮古JC会館にて行われました。
服装は沖縄の正装であるかりゆしスタイル!

議論の後はそれぞれ意見を発表。今後に繋がる活発な議論を行うことができました。

お互いの意見交換を行うとともに、宮古青年会議所のみなさまとの絆を深めることができました。
松本から宮古島へ:二日目
二日目も宮古島は晴天!!
朝から宮古島の魅力を思い切り満喫しました!

グラスボート体験ツアー。
着替え等が必要ないので、お年寄りからお子様まで幅広く人気のあるアトラクションです。
船の上からきれいなサンゴ礁やカラフルな魚をたくさん見ることができます。運が良ければウミガメに出会えることも!

船をチャーターして海上の旅へ!!
船の上から釣りをしたり、ダイビングスポットでシュノーケルを楽しみました。

与那覇前浜ビーチではジェットスキーを体験。
免許があれば自分で運転することも可能です!
青い海と空に囲まれて、海風を感じながらの海上ドライブは格別です。

宮古諸島の一つである伊良部島はカツオ漁で有名です。地元の漁師さんから、獲れたてのカツオを見せて頂きました。この日は大漁です!
近くには新鮮なお魚を味わえる食堂も。
宮古島ならではのグルメをたくさん満喫しました。
夕方からは東洋一の美しさと言われる与那覇前浜ビーチでバーベキュー交流会を行いました。松本では決して体験することができない、海を見ながらのバーベキューは、忘れられない思い出の一つとなりました。
松本からご参加頂いた皆様に加え、ミス宮古島や宮古島商工会議所、宮古青年会議所の皆様にもご参加頂き、今後の発展に繋がる交流会となりました。

バーベキュー会場の目の前は、真っ白な砂浜の広がるビーチです。

バーベキューでは、宮古島に伝わる伝統音楽のステージを鑑賞しました。
松本ではなかなか聞くことのできない、古くから伝わる独特のリズムや踊りに触れることができました。

バーベキュー会場から見た夕日。
大きな太陽が海に沈む景色は幻想的で、美しさに圧倒されました

様々な方にご参加頂き、新たな絆が生まれました。
松本から宮古島へ:3日目
宮古島市の下地市長へ表敬訪問を行い、新規就航へ向けた松本青年会議所の活動をご報告しました。
コンベンション協会や旅行会社、航空会社の皆様にもご参加頂き、有意義な訪問となりました。
市長からは、今後に向けて大変前向きなお言葉を頂きました。

松本へのチャーター便の出発は13時。
早めに下地島空港へ向かい、空港内を視察しました。空港のコンセプトは 「空港から、リゾート、はじまる」とのこと。
同じ地方空港である信州松本空港と比較し、勉強になる部分も多くありました。

チェックイン棟。木がふんだんに使われています。

空港内には水盤があり、リゾート感が溢れています。

お土産屋さんには、宮古諸島の商品はもちろん、ここでしか手に入らないオリジナルの商品もありました。カフェも併設されています。
あっという間の三日間の旅。帰りの飛行機から見たきれいな海は忘れられません。
帰りのチャーター便には宮古青年会議所、宮古島商工会議所の皆様にもご搭乗頂き、三日間に渡り松本で観光やグルメなど様々な体験をしていただきました。

帰りのチャーター便は松本山雅カラーの緑でした♪

飛行機から見たサンゴのきれいなグラデーション。

宮古島から松本へお越し頂き、上高地や松本城など様々な松本の魅力を体験して頂きました。
JCI宮古の皆さまからのビデオレター
メディア掲載
今回のチャーター便について、松本および宮古島の様々なメディアに取り上げて頂きました。


宮古島チャーター事業
参加者のアンケート結果
宮古島滞在はいかがでしたか?

宮古島の方と交流を図ることができましたか?

宮古島にまた行きたいと思いますか?

観光においても宮古島の方々との繋がりは大切だと思いますが?

信州まつもと空港から宮古島への定期便があれば使いたいと思いましたか?

市民の皆様からの
アンケート結果
令和2年11月1日(日)松本山雅のホームゲームが行われていた松本アルウィンにて、信州松本空港についてアンケート調査を実施しました。アンケートには計316名のみなさまにご協力頂きました。
信州まつもと空港を利用したことはありますか?

空港を利用したことがあるのは半数程度。
さらなる活性化が望まれます。
今年10月に(一社)松本青年会議所が信州まつもと空港⇄沖縄県・下地島空港(宮古島)へ、チャーター便を運行したことを知っていましたか?

今回のチャーター便運航について
ご認識いただいていたのは30%ほどでしたが、
アンケート調査中には、
「テレビのニュース見たよ」というお声や「新聞で読んで関心があったよ」など嬉しいお声も頂きました。
信州まつもと空港からどのエリアに行ってみたいですか?

信州松本空港から行ってみたいエリアは
ダントツで沖縄エリア!!
市民の皆様とも一丸となって、今後も新規就航、
また松本空港の活性化に向けて
活動を続けて参ります!!
2019
令和2年2月21日(金)~2月24日(祝・月)
「新しい地図」特別会議 事業 体験記
