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役員方針

副理事長方針

一般社団法人 松本青年会議所
副理事長  増田 春樹 

  春を生きる  

  昨年度、松本青年会議所は創立65周年を迎え、新たな季節の幕開けとなりました。私自身も父親となり、組織としても個人としても責任の重さを感じる一年でもありました。また近年では女性会員、とりわけ子育て中の女性が増えており、自身の経験も踏まえて、組織の在り方も進化させることができると感じています。儚くも美しい春の季節のように、一瞬一瞬を大切に活動していきたいと思います。 

 現代の日本社会は、少子高齢化や経済的格差の拡大、地域コミュニティの希薄化など、様々な課題に直面しています。このような状況の中で、私たちの役目は、未来を担う子どもたちの可能性を最大限に引き出し、誰もが安心して暮らせる豊かな社会を目指すことだと考えます。 

 子どもたちが健やかに成長し、自らの夢や目標に向かって進むためには、多様な経験や学びの機会が不可欠です。私たちは、学校や団体と連携し、体験学習や文化交流イベント、スポーツ活動など、子どもたちが自由に参加できる場を積極的に提供する必要があります。これらの活動を通じて、彼らが自分の可能性を見つけ出し、未来への希望を持てるように支援をしていきます。 

 一方で、私たちの社会は少子高齢化に伴う労働力の減少という深刻な問題にも直面し、それにより有事の際の対応能力に大きな影響が出る可能性があります。 

 もしこのまちで災害や震災が発生した場合、正しい知識や対応策を知らなければ、適切に行動することは困難です。私たちはエッセンシャルワーカーとしての専門的な役割をすぐに果たすことは難しいかもしれませんが、まちのリーダーとして、大切な家族や仲間、そして地域の方々を守るために、率先して行動できる存在となるべく、防災や危機管理に関する知識の習得だけでなく、実践的な訓練や準備を重ねていくことが求められます。 

 一人ひとりの行動がこのまちの活力となり、次世代へとつながる希望となるよう、日々精進を重ねてまいります。 

 【担当委員会】 

  • まちの活力創造委員会 
  • まちのヒーロー育成委員会 

副理事長方針

一般社団法人 松本青年会議所
副理事長  山田 愛結 

 言い出しっぺの法則 

 「言い出しっぺの法則」というものをご存じでしょうか。何かのアイデアや提案をしたとき、それを言い出した人自身が率先して行動に移すべきという考えを表した言葉です。 

 これはしばしばネガティブに使われる表現ですが、私たちJAYCEEとしては「言い出しっぺ」になることが大切だと私は思います。このまちの課題に対して何かしたいと思った時、言い出したことを実現するために努力する姿勢は周囲に信頼感を与え、周りのモチベーションを引き上げる力となります。言い出しっぺは大変です。その言い出しっぺたちが想いを実現できるよう、委員長や副委員長、委員メンバーたちに寄り添いながら邁進する、そのような副理事長として1年間努めてまいります。 

 2024年度、私は広報国際委員会の委員長として、姉妹JCである台南女國際青年商會(台南LJC)との交流を担いました。文化の違いを知る新鮮さと、国を越えてここまで人は仲良くなれるのかという驚きと喜びを感じる稀有な経験となり、今でもその友情は続いています。1991年に始まり、メンバーが年々変わっていく青年会議所にあって30年以上続いているこのかけがえのない友情を大切に次代へ繋いでまいります。 

 そして違いを知り理解し合うことの大切さは、国際間にとどまりません。このまちにおいても、性別、年齢、国籍、人種、宗教、文化、性的指向、身体的特徴、価値観、教育など、様々な背景の人々が共に住み暮らしています。様々な違いを包括して地域社会を築く、そんなまちを目指します。 

 また人口が目に見えて減少していくこれから、自分たちの住まうこのまちだけで都市を持続していくことは困難です。それぞれのまちの魅力と個性を育み活かしながらも、近隣都市と手を取り合い互いに持続していく未来に向かってビジョンを描き、取り組みを始めることが、世界から愛されるまちへの歩みとなるはずです。 

 【担当委員会】 

  • グローバル共生委員会 
  • まちのビジョン創造委員会 

副理事長方針

一般社団法人 松本青年会議所
副理事長  伊原 遼太

 隣人を愛す ~想いの螺旋階段~ 

 青年会議所の活動において、友人を作りたい、自己成長をしたい、地域貢献をしたいなど、考え方は多岐に渡り、正解があるわけではありません。その中で、真に伝わるのは、共感に基づいた想いではないでしょうか。正しさに向き合う姿勢は普遍的なものであり、多くの人に受け入れられると考えます。私自身、これまで仲間との出会いに恵まれ、共に過ごす中で感動を共有してきました。松本青年会議所もまた、想いと感動が連鎖する場です。 

 私はこの組織が好きです。2025年度、副理事長として身の引き締まる思いと同時に、会員数の減少や例会出席率の低下といった課題に危機感を抱いています。歴史あるこの素晴らしい組織を未来へ繋げていくために、会員一人ひとりの個性を活かし、一体感を生み出しながら、より良い組織へと発展させていきたいと考えています。 

 1. 持続可能な組織運営に向けて 

 組織が持続していく為には、財政基盤の強化は喫緊の課題です。私が考える持続可能な組織とは、 「自然体である」「共感がある」「仕組みがある」この3つを兼ね備えている状態です。 
 予算額の大小ではなく、活動に込められた想いが重要です。限られた予算の中で、どのように成果に コミットしていくか、費用対効果を意識しながら検討を進めていきます。財政審査会議では、予算の 意図を明確に伝え、透明性のある財政運営を行います。 

2. 魅力的な広報活動の実現 

 広報活動において重要なのは、発信する内容に魅力があるかどうかです。今年度も魅力的な事業を 展開し、担当委員会の想いを会員全体に波及させ、市民に広く発信していく必要があります。発信方法については、委員会にて精査をし、多角的な広報活動に取り組んでいきます。 

3. 組織力の強化 

 組織力を高めるには、一人ひとりの積極的な参画が必要です。すべての行動は自らの選択に基づいています。松本青年会議所には、JCI Creed、JCI Mission、Vision、松本JC宣言文といった行動指針があります。これらの理念への共感を広げることが、組織力の向上、ひいては会員拡大に繋がると 信じています。 

4. 想いを繋ぐ 

 2021年の入会以来、子どもまつり班長、地域の力響和委員会副委員長、広報発信委員会委員長など、様々な役割を経験させていただきました。与えられた役割に向き合い活動していると、生涯かかわれる仲間ができ、様々な経験ができます。新入会員の方々におかれましては、機会の提供と真剣に向き合い、ご自身の可能性をより拡大し、人生をより豊かにしていただきたく思います。 

 【担当委員会】 

  • 総務・広報・組織力向上委員会 
  • 人間力開発特別会議 

副理事長方針

一般社団法人 松本青年会議所
副理事長  小岩井 昌門 

 人をつなぐ懸け橋となろう 

 私は2021年に松本青年会議所に入会しました。青年会議所は日本全国だけでなく世界中に広がる組織であり、共通の目的のために活動することで築かれたネットワークを活用し、行政や民間、市民と連携しながら地域社会の発展に貢献できる最適な組織だと思います。 

 青年会議所が「明るい豊かな社会を築く」ために果たすべき役割は、そのきっかけを創ることだと、諸先輩方から学んできました。地域をより良くしていくための活動は、一人では成し得ません。多くの同志が集まり、夢を語り合い、共に歩むことで初めて明るい豊かな社会を築くきっかけとなるはずです。松本圏域だけでなく、青年会議所のネットワークを最大限に活かし、多くの人々をつなぐ懸け橋となる運動を展開し、互いのまちをさらに豊かにするための仕組みを構築していきます。また、青年会議所は単年度制ですが、本当に1年でまちが変わるのでしょうか。一人ひとりが大きな夢を持ち、実現に向けて一歩一歩進んでいくことが、65周年ビジョンの達成につながり、まちの変革をもたらすはずです。そのきっかけを行政、民間、市民と広域的に協力し合いながら創り上げていきます。 

 松本市は松本城や上高地といった地域資源にも非常に恵まれており、県内から人が集まりやすいまちです。しかし、他県や外国からのアクセスはどうでしょうか。例えば、東京〜松本間の移動手段として特急あずさがありますが、2014年にわずか1分短縮されたのが最後であり、このまちの交通面を考えると高速道路や鉄道の交通改善には限界があるように思えます。移動時間の短縮は、歴史を振り返ると観光客誘致やビジネス機会拡大等、経済発展に不可欠な要素です。そこで、長野県内唯一の信州まつもと空港の有効活用に注目します。松本青年会議所は空港との事業の歴史も長く、1982年に松本空港初の羽田チャーター便就航、1996年に初めて国際チャーター便就航等、空港に関して市民の関心を高める活動をしてきました。今年度も諸先輩方が実施してきた市民に対して空港への関心を高める運動を行っていくことが重要であると思います。松本青年会議所のビジョンである「世界から愛されるまちへ」達成に向けて空港の有効な活用方法を行政、民間、市民と意見を交わし合い、各地域間のHUBとしての機能を高めていきます。 

  最後に、まちをより良くするためには、自地域だけでなく外部の視点を取り入れることが大切です。そのために、「外に目を向ける」ことを積極的に推進していきます。具体的には、異なるまちとの交流を通じて、互いの成功体験や直面している課題、未来に向けた夢を語り合う機会を積極的に設けていきます。このような対話を通じて、多様な視点を学び合いながら、お互いに切磋琢磨しあえる環境の創出に努めます。 

【担当委員会】 

  • 広域連携推進委員会 
  • まつもと空港2.0委員会 

専務理事方針

一般社団法人 松本青年会議所
専務理事  上條  僚士

 燎原の花火 

 この度、私は専務理事として、組織運営の「打上花火」を創り上げる役割を担います。一般社団法人松本青年会議所の煌めく未来を象徴し、幾重もの工程を経て、美しく咲き誇る大輪の花となります。 

 まず、理事長がこの花火の設計図を考えます。私はこの設計図をもとに緻密に計画を立て、全力で制作に取り組みます。製作の過程では、理事長との密なコミュニケーションが大切です。材料の調達や工程の進捗を頻繁に確認し、課題が生じた際には迅速に対応することで、燎原の火のように勢いよく広がる花火を打ち上げる準備を整えます。 

 組織内では、メンバー一人ひとりが花火を構成する重要なパーツであり、それぞれの光が調和し合うことで、共に打ち上げる瞬間には夜空を彩る壮大な光景を作り上げます。この過程で、私は舞台裏を支える技術者として、スムーズな運営を確保し、全員がその力を最大限に発揮できるよう支援します。 

 さらに、地域や外部組織との連携は、より多くの観客にこの花火を届けるために欠かせません。企業や団体との交流を通じて、花火をより大きく、より多彩に打ち上げるための知識と経験を吸収し、それをメンバーと共有します。 

 1年という一瞬の輝きは私たちにとって一生の大切な思い出となります。そして、組織の未来へと続く道において、燎原の火のようにその影響が広がっていく堅牢な基盤を築くことを目指し、私は縁の下の力持ちとして行動し続けます。 

【専務理事方針】

  • 理事長の補佐
  • 円滑な組織運営 
  • 外部との渉外、窓口業務 

事務局長方針

一般社団法人 松本青年会議所
事務局長  塚田  真範

 若き力で築く未来への一歩 

 2025年度、松本青年会議所は66年目という新たな歩みを迎えます。これまで多くの先輩方が築き上げた歴史と伝統をしっかりと受け継ぎ、「明るい豊かな社会」の実現に向けて進んでまいります。 

 私は卒業まで10年以上の在籍期間があります。自分自身がさらに成長しながら、松本青年会議所に貢献していく所存です。これまでの活動で身につけた行動力を活かし、各会議の円滑な進行のための設営準備、さらに各事業や大会のスケジュール管理や配信業務など、事務局としての役割をしっかり果たしていきます。また、積極的に事業や例会に参加し、メンバーとの交流を深め、出席率の向上にも努めます。 

 今年度、事務局長という役目をいただき、若さを活かしつつ、その責任をしっかりと果たしていく覚悟です。思いやりを大切にし、松本青年会議所の全メンバーを支えながら、1年間しっかりと走り続けることをお約束いたします。 

【事務局長運営方針】

  • 専務理事の補佐
  • 役員会・理事会の効果的かつ効率的な設営・運営
  • 事務局の運営管理
  • 積極的な会員交流及び事業参加
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