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理事長ブログ

未来にむけて

2021年もすでに100日が過ぎ、日々装いが変わる春の風が吹いております。

さて本年度、ブログを書かせていただけるということで、数回に分けて私が思う青年会議所は何をすべきかを綴っていきたいと思います。
私たち青年会議所が運動を通して目指すところは「明るく豊かな社会の実現」です。70年前に日本に青年会議所が生まれたころからその目的は変わっておりません。
変わったのは時代です。
戦後から高度成長期を経て日本は豊かさを手に入れました。基盤的な豊かさがある上で、なお目指す「明るく豊かな社会の実現」。それをどう捉えるべきか...

私はこの目的は、「【未来においての】明るく豊かな社会の実現」だと考えています。今の言葉を用いれば、「持続可能な豊かさの実現」というところでしょうか。そうでなければ豊かな社会において私たちは存在意義をなくしてしまうわけです。

そうなると忘れてはならないのは、私たちの運動は未来においてどんな花を開くのかを考えて構築するべきだということです。
例えば海外留学に行くとしましょう。その目的を短期的な【語学力を手にする】と置くのか、もっと先を見て【得た語学力をもって世界中を相手に仕事をしたい】と置くのかでは留学期間の過ごし方やその計画自体大きく変わってきます。

現在、会議に提出される議案の多くは、今の課題をしっかり分析はされていますが、「じゃあどんな社会を夢見ているのか」が弱いです。課題があって、その課題をクリアすることでこんな夢を実現させたい。その変革の一歩としていまやるべきことはこれだっていう議論を本来すべきなんだと思います。
そのために各委員会では、課題の調査をするだけではなくて、皆でその課題の先にある夢を語り合って欲しい。課題解決だけではなく夢の実現のためのほうがワクワクするし情熱が沸いてきます。

現在、先が見えない時代において足元ばかり見ようとしがちですが、私たち青年は先人たちの熱き想いが詰まった襷を受け取り次の世代に責任をもって引き継ぐためにも、前を向いて未来に夢を膨らませ、その実現に向け、颯爽たる挑戦をしていきたいものです。

「青年会議所は過去を語る場ではなく、夢を語る場だ。」
入会当時に教わったその言葉の意味が、なんとなく分かるようになってきたようです。

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