【４月第一例会】

４月３日、エムウイングにて４月第一例会を行いました。

担当はデザインアカデミー委員会です。

「自動車で松本が観えますか」

自動車中心社会、郊外化、中心市街地の空洞化・・・

地方都市におけるこれらの交通問題はこれまで様々な場面で取り上げられ、当然、松本市もこの問題に取り組んでいますが、なかなか自動車中心社会からの転換は進んでいないのが現状です。

本例会において、当委員会も改めてこの問題を取り上げ、交通手段の転換を進めるためには、インフラ投資のみではなく、市民意識の変化を促していくことが重要であることを松本青年会議所のメンバーと共有し、本年の運動の指針として発表しました。

また当委員会は、本例会に向けた調査を進める中で、ある懸念を抱くようになりました。

中心市街地にまで及んだ自動車中心の生活が、「私たちの、まちに対する思いまで忘れさせているのではないか？」

自動車で目的地から目的地まで移動する生活の中で、まちと関わる機会を失ってはいないか。昔よく行ったなじみの喫茶店は姿を消し、お城を訪れる団体の観光客で賑わうまちに寂しさを感じないか。

変化していくまちに対する危機感をこの例会に込めました。それはノスタルジーではなく、まちに住む人々の息遣いが感じられないとすれば、そのまちを選ぶ理由は、もはやないのかもしれません。

将来にわたってこのまちが魅力的であり続けるために、松本市民がまちとコミュニケーションをとり、このまちを大切に思えるよう、本年の運動に邁進していきたいと思います。

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