松本と鹿児島をつなぐ 特攻から考える平和学習
長野県地域発元気づくり支援金活用事業
事業実施報告
一般社団法人松本青年会議所 まつもと空港2.0委員会では、松本市と共催で「松本と鹿児島をつなぐ 特攻から考える平和学習」事業を実施しました。
本事業は、9月の韓国チャーター便就航に続き、信州まつもと空港から新たな国内就航先との交流促進を目的として実施しました。松本は、鹿児島県知覧などを拠点とした特攻部隊が陸軍松本飛行場で訓練を行い、浅間温泉に部隊が滞在していた記録が残るなど、特攻隊との歴史的なつながりがあります。第二次世界大戦終戦から80年の節目にあたり、松本の歴史を振り返りながら特攻に関する理解を深め、鹿児島との関係性を共有する貴重な機会となりました。
また、特攻に飛び立った同世代の若者とともに学びを重ねることで、地域の歴史理解と平和について考える契機となるとともに、鹿児島との連携強化を通じて空路を活用した松本圏域のさらなる発展への期待を高めることができました。
■ 事前学習会
「今、『特攻』の歴史から何を学ぶか-過去の悲劇から行動する未来へ」
近現代史研究家 大日方 悦夫 様
アジア・太平洋戦争の経過、絶対国防圏の崩壊、国体護持を目的として特攻へ至った経緯についてご講義いただきました。参加した若者からは多くの質問が寄せられ、特攻に対する理解を深める時間となりました。


事前学習会の録画YouTube:松本青年会議所~MJCチャンネル~(限定公開)
■ 現地学習
【1日目|10月25日(土)】
通常7時間を要する鹿児島まで、信州まつもと空港からのチャーター便で2時間弱で到着し、距離の近さと利便性を実感しました。


万世特攻平和祈念館(講話・見学)
特攻隊員のエピソードを中心とした講話を伺い、遺書や当時の新聞記事などを見学しました。


夕食(知覧桜見亭)
5グループに分かれて2日目の戦跡めぐりをします。日本茶生産量1位を誇る知覧で、知覧茶を餌に育てたブランド豚「茶美豚しゃぶしゃぶ定食」を囲み、同世代の仲間との親睦を深めました。

【2日目|10月26日(日)】
広域戦跡・周辺戦跡めぐり
南九州市観光協会ガイドの方々の案内のもと、10名程度のグループに分かれて現地でしか得られない学びを体験しました。







知覧特攻平和会館(講話・見学)
多数の遺書・手記などの資料から一人ひとりの想いに触れ、参加者各自が特攻隊員の心情について考える時間となりました。

昼食・知覧茶体験
南九州市ツーリズム協議会による郷土料理(ガネ・フクレ)、南九州市日本茶ソムリエ会による知覧茶のお茶入れ体験を行いました。
ガネ:さつまいもを衣で揚げた甘みのある一品
フクレ:黒砂糖などを用いた蒸し菓子


学びの学習発表会(地域住民との交流)
知覧特攻平和会館 学芸員 八巻 聡 様より、特攻と松本の歴史的関わりについてご講演いただきました。その後、グループごとに学びを共有し、参加者同士や現地ガイドとの意見交換を通して、多様な視点に触れる機会となりました。








夕食(熊襲亭)
鹿児島青年会議所シニア 黒川先輩のお店にて、郷土料理や店名「熊襲」の由来について楽しく解説いただきました。


【3日目|10月27日(月)】
仙巌園・集成館訪問
戦争を支える一因ともなった殖産興業の起点である集成館事業を見学し、経済発展と軍拡の関係性について考えました。

信州まつもと空港へ
疲れが出やすい帰路もチャーター便で快適に移動。3日間で絆を深めた仲間と一時の別れを惜しみつつ、平和学習報告会の準備に向けて気持ちを整えました。報告会の発表には多くの若者から立候補がありました。
■ 平和活動報告会
事前学習会および現地学習で得た学びを、多くの市民の皆さまと共有しました。









平和活動報告会の録画YouTube:松本のシンカ【松本市公式チャンネル】
※近日公開予定
■ 謝辞
共催としてご尽力くださった松本市の皆様、ありがとうございました。
事業運営にご協力いただいたアルピコ長野トラベル株式会社 佐藤様、ありがとうございました。
知覧との橋渡しをしてくださった公益社団法人日本青年会議所 九州地区鹿児島ブロック協議会の皆様、ありがとうございました。
知覧での学びにご協力くださった一般社団法人南九州市観光協会、知覧特攻平和会館、南九州市ツーリズム協議会、南九州市日本茶ソムリエ会、南九州市観光ガイドの皆様、ありがとうございました。
最後に、最高のパートナーである久保副委員長、ありがとうございました。




